不妊の原因で一番多いのは○○○○だと判明

現在、不妊に悩んでいるカップルは、7組中1組とも言われています。

努力しているのになかなかできない…そんな不妊の原因について、詳しくお伝えしたいと思います。

 

不妊って何?

そもそも不妊って何でしょう。

妊娠できないこと??

 

まず初めにお伝えしたいのが、「不妊は病気ではない」ということです。

不妊は不妊症であって、不妊病ではありません。

便秘症や冷え性と同じで、妊娠できないという状態を表しているにすぎません。

 

不妊が病気ではないと知って、ホッとした人もいるかもしれませんね。

一般的な不妊の定義は、日本産婦人科学会ではこのように定義されています。

 「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。

(引用元:http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/funin.html)

 

不妊の原因って?

子どもを産むのは女性、だから不妊の原因は女性側だけにあると思われがちですが、実は男性側にもある場合があります。

WHO(世界保健機構)の不妊症原因調査では、女性のみ41%男性のみ24%男女とも24%原因不明11%と報告されています。

とすると、男性不妊は48%、女性不妊は64%となります。

 

こうしてみると約半分は男性側にも原因があることになりますね!

女性だけが不妊症ってわけではないんです。

その事実を知った上で、まず今回は、女性側の不妊についてその原因を詳しく紹介しますね。

 

不妊の原因 女性編

(※なるべく簡単な言葉でお伝えしますので、その辺はご了承ください)

 

排卵障害(排卵因子)

排卵障害とは、簡単に言うと、「排卵がうまくいかないトラブル」です。

排卵とは、卵巣から卵子が飛び出すことをいいます。

もう少し詳しく説明すると、卵巣の中で育った複数個の卵胞の中から、もっとも成熟した卵胞が1つ選ばれ、卵胞が破れ、卵子が飛び出すことです。

 

規則的な月経のある女性は、月経が始まってから約2週間後に排卵が起こります。

この時に精子と出会い、受精し妊娠が成立するわけですが、排卵がなければ妊娠は起こりません。

排卵がないとは、具体的に「卵胞が小さいうちに卵胞の成長が止まり、排卵できなくなる(多嚢胞性卵巣)」、「卵胞の発育を促すホルモンの分泌が上手くいかない(下垂体機能障害)」、「排卵する卵子そのものの数がかなり減っている(卵巣機能不全)」などにより、排卵されないことです。

 

それらの原因は、甲状腺など女性ホルモンを出す仕組みに影響を与える病気や、極度の肥満または体重減少、男性ホルモンが高くなるバランス異常、ストレスなどが挙げられます。

排卵があるかないかを知るためには、まず「基礎体温」をつけることです。

月経周期が25~38日型で、低温相と高温相に分かれていれば、一般的には問題ないと言われています。

 

基礎体温をつけるなんてめんどくさい!と思われる方もいるかもしれませんが(実際私も思いましたが…)、自分の状態を知っておくのは大切なことだと思います。

続けることが大切ですので、1日くらい忘れてもOKくらいの軽い気持ちでやってみてくださいね。

 

卵管通過障害(卵管因子)

卵管とは、精子が卵子に向かい、受精した卵が再び子宮に戻るための道(管)です。

卵管通過障害とは、この卵管が詰まっていたり(閉塞)、一部細くなっていて(狭窄)、精子と卵子がうまく出会えないことをいいます。

 

卵管通過障害の主な原因は、クラミジア感染により卵管が炎症などを起こし詰まっている場合や、子宮内膜症により卵管周囲の癒着が起こり詰まっている場合などがあります。

いずれにしろ、卵管が詰まっているかどうかは検査をしてみなければ分かりません。

 

検査には造影剤を使用してレントゲンで撮影を行う「子宮卵管造影検査」、卵管に空気と水を通しながら超音波で確認する「卵管通水検査」があります。

どちらとも、検査によって卵管の通りが良くなるので、この検査をして3ヵ月くらいは妊娠がしやすくなりますよ♪

 

子宮内腔異常(子宮因子)

卵子と精子が上手く出会い、受精した卵は受精卵となり、子宮内に着床します。

しかし、この着床が上手くいかない場合があります。

子宮内にポリープがある場合、子宮筋腫がある場合です。

また、子宮奇形も着床を妨げる原因になります。

 

正常な子宮の形は、洋ナシを逆さまにしたような形をしていて、内腔は三角状になっています。

これが、子宮自体がハートの形になって子宮内腔がくびれていたり(単頸双角子宮)、子宮内腔が2つ存在したりなど(双頸双角子宮)する場合があります。

 

これらも検査をしてみないと分かりません。

「超音波検査」や「子宮卵管造影検査」などで診断が可能です。

 

頸管粘液不全(頸管因子)

子宮頸管とは、子宮の一部で、子宮の入り口の筒状の部分です。

排卵が近くなると、精子を通しやすくするためにその筒状の部分を満たす粘液が分泌されますが、その分泌が少ないと、精子が子宮に入りにくくなり、妊娠しにくくなります。

クロミッド(排卵誘発剤)を長期間服用した場合や、子宮頸管に炎症がある人に多いと言われています。

 

抗精子抗体(免疫因子)

これは精子を異物だと判断し、体が抗体を作ってしまうことをいいます。

そのため、その抗体が精子を攻撃し、妊娠しにくくなります。

 

これを調べるためにフーナーテスト(性交後試験)というものがあります。

排卵日前、頸管粘液が分泌されている時に性交渉を行い、その数時間後に子宮出口の頸管粘液を採取し、頸管粘液中の泳いでいる精子の状態を調べるのです。

かなり生々しいですよね(笑)。

ここで問題なければOKですが、このフーナーテストで元気な精子が少ない場合は、採血を行い、血液中に精子に対する抗体ができていないか調べることもできます。

 

と、ここまで、明確な不妊の原因を挙げてきました。

これまで挙げたものは、病院で検査をすれば分かりますし、そう診断されても、対処することが出来ます。

例えば、「排卵通過障害」であれば、卵管造影検査などで卵管の通りを良くしたり、そもそも閉じてしまっている場合は、「体外受精」という方法も取ることができます。

 

ですが、問題は検査で異常がないのに、なかなか妊娠ができない場合です。

実は、日本婦人科学会によると女性側の不妊の一番の原因を占めているのが「原因不明なんです!

不妊の原因
  • 卵管通過障害:31.2%
  • 排卵障害:9.8%
  • 子宮内腔異常:2.5%
  • その他:7.2%
  • 原因不明:49.3%

 

「原因不明」って元も子もないじゃん!!って思われた方もいるかもしれませんが、検査を受けても異常がない場合、こんなことが不妊の原因に大きく関わっている!ということを紹介しますね!

 

検査では異常がないのに妊娠できない原因

 

女性の年齢

これは良く聞かれることだと思います。一般的に妊娠適齢期は20~34歳と言われ、35歳を境に、妊娠力はグッと下降し始め、40歳を過ぎると妊娠するのが若い子と比べて難しくなってきます。(40代が妊娠できない言っているわけではありません。)

私も高齢ですので、年齢を理由に出されると目も当てられないですが、年を重ねるとなぜ妊娠しづらくなるかというと、いくつかの理由があります。

 

卵子の質

卵子って毎月新しいものが作られる!と思っている方がいたら、それは間違いです!卵子の元となる原子卵胞はまだ胎児のうち(お母さんのお腹の中にいるころ)から、出来ています。

つまり、胎児のときに一生分の卵ができ、できあがったらそれは増えることはありません。

ですので、歳を重ねれば重ねるほど、卵子も年を取り(この言い方が適切かは分かりませんが)、卵子の質は低下していきます。

 

卵子の数

先ほど卵子の数は増えることはないと言いました。

卵子は妊娠5ヵ月~6ヵ月の胎児のころが一番多くて、500万~700万個あると言われています。

 

そこから、産まれる時にはすでに200万個くらいに減り、生殖年齢に入った頃には10万個~40万個くらいになると言われています。

こうやっている今も、毎日何十個も減っているのです。

衝撃的ではないですか??

 

毎月の排卵は、一番成熟した大きな卵胞「主席卵胞」の中の卵子が1つだけ、卵巣の外に飛び出します。

この時の主席卵胞というのは、最も優秀という意味だそうですが、質がいいので育つという訳ではなく、周期に合わせて偶然育ったものだそうです。

 

ともかく質のいい卵子に出会うにはやはり数は必要ですよね。

ちなみに、血液検査にて、残りの原子卵胞の数を調べる事(AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査)ができますよ。

 

黄体ホルモンの分泌量の低下

黄体ホルモンとは、妊娠を維持するために必要なホルモンですが、加齢によりこのホルモンの分泌量も低下してきます。

基礎体温をつけている人は分かると思いますが、高温相が続かない場合、この黄体ホルモンの分泌量が低下していると言えます。

 

現代は女性の社会進出もあって、「仕事が落ち着いてから赤ちゃんを・・・」と思っている方も多くいると思いますが、いざ作ろうと思った時には、年齢が障害になることもあるかもしれません。

学校の教育でしっかり教えて欲しかった!と思う人もいると思いますが、まだ諦めないでくださいね。

1つ面白いデータを紹介します。

母の年齢別に見た出生数

(引用元:http://www.garbagenews.net/archives/2013446.html)

 

このデータは、厚生労働省から出された数値をもとに作成されたグラフです。

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、実は戦前の方が40歳以上での出産数は多かったんです。

これを見ると、一概に加齢だけが不妊の原因ではなさそうですよね。

 

それはやはり現代病と言われるものが関わっていそうです!

 

ストレス

現代病というとやはり「ストレス」です。

これもよくあるやつじゃん!と思われるかもしれませんが、不妊の原因の多くもストレスが関係していると言われています。

それも、ストレスが卵子の質にも関係しているからです。

 

ストレスと言っても精神的なものだけではありません。

細胞を劣化をさせるすべての要因をストレスと考えます。

卵子も細胞の1つなので。

 

例えば、喫煙や多量な添加物を入ったものを食べる、過度な飲酒、不規則な生活など、体にとってはこれらの行為はストレスになります。

そのストレスによって細胞が栄養素を吸収できなくなる、つまり卵子の質が低下します。

卵子の質が低下すると例え受精できたとしても、妊娠の継続が難しいのです。

 

不妊への対策

こうやって不妊の原因を挙げてみました。不妊の対策として大切だと思う事をまとめてみますね。

まずは、自分の体を知ることです。

自分が自然妊娠できる体なのか、そうでないのか、それを知ることが大切です。

 

1つは基礎体温をつけることが対策になります。

これによって排卵があるのかないのか、知ることができます。

そして、病院で検査を受けること。これによって、不妊となる原因があるかどうかを知ることができます。

 

原因が分からなければ対処出来ません。

逆を言うと分かってしまえば、それを対処をすればいいのです。

 

私と同じように高齢の方は、子どもが欲しいと思ったら、まず検査を受けるのがいいと思います。

自然妊娠できるかどうか分かった方が、時間を無駄にしなくて済みますからね。

 

そして、原因が見つからなかった場合、年齢はともかく、自分の生活を見直す事が大切です。

  • ストレスを感じていないか
  • 不規則な生活をしていないか
  • 乱れた食生活をしていないか
  • 多量な添加物(コンビニ弁当やスナック菓子など)を食べていないか
  • 喫煙や過度な飲酒をしていないか
  • 運動不足ではないか

など、思い当たることはないですか。

 

不妊を解消する一番大切なことは、これらの生活を見直し「体質改善」をすることです。

  • ストレスを解消する
  • 規則正しい生活をする
  • 添加物を出来るだけ取らず、体にいい食事をとる
  • 禁煙する
  • 飲酒を控える
  • 適度な運動をする

などなど、ごくごく当たり前のことです。

これに加え、水分をしっかりとり、体のめぐりをよくして、細胞に栄養を届けるのも大切です。

また、リンパマッサージなども効果的です。

 

決して難しいことではありませんので、意識してやってみてくださいね。

 

まとめ

最初に言いましたが、不妊は病気ではありません。

不妊症とは妊娠ができないという症状の人をいう言葉です。

ですので、原因はこれと特定するのは難しいです。

 

そのうえで不妊の原因について、お伝えしました。それらをまとめてみると、不妊の原因は

  • 排卵障害
  • 卵管通過障害
  • 子宮内腔異常
  • 頸管粘液不全
  • 抗精子抗体

が、考えられますが、それよりも!やはり一番の原因は「原因不明」でした。

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